【施術の流れ】ドライカット│板橋区 ドライカットが得意な美容室Re+(リプラス)

この記事を書いた人
角谷

ヘア&フェイシャルサロン「Re+」代表

美容師歴22年。東京都板橋区で髪質&肌質改善を専門とするヘア&フェイシャルサロン「Re+(リプラス)」を運営しています。

板橋区東武練馬の美容室Re+(リプラス)では、先にドライカットをしてから「後シャン」して、

髪を乾かしてからもう一度、細かいポイントを見直しつつドライカットするやり方がメインです。

なので、結び跡がなく、固まるスタイリング剤も使用されていない場合は、シャンプーせずにそのままドライカットを行います。

この記事では、リプラスで施術するドライカットの特徴的なポイント3つと、ドライカットをしていて感じるデメリット4つをくわしくご紹介します。

目次

Re+(リプラス)でドライカットを多用する理由は?

ドライカットを用いる一番の理由は、髪型の再現性を上げるためです。

他には、以下のような理由があってドライカットをメインで使います。

  • 仕上がりの長さとズレなくカットできる
  • 一人ひとりで違う、クセや毛流れを見ながらカットしやすい
  • スライドカットやストロークカットを使った、細やかな質感&毛量調節ができる
  • 柔らかい質感の髪型に仕上げやすい

Re+(リプラス)のドライカット 3つのポイント

「ドライカット」とひとことに言っても、美容院や美容師によって、内容はさまざまです。

板橋区Re+(リプラス)のドライカットにおいては、3つの特徴的な違いがあります。

  1. 「右サイド」から切る
  2. 毛量の標準化
  3. 丸い切り口

1.右サイドから切り始める

ほとんどの髪型で、右サイドから切り始めます。

右サイドからカットする一番の理由は「ここから切り始めるのに慣れているから」なのですが、

そもそもはお客様に安心感を与える目的で、右サイドから切り始めました。

たとえばセミロングくらいの髪型をカットする場合、バックから切り始めると、思ったよりも短い長さに仕上がってしまうことがあります。

(もちろん、カットする人の技量・練度にもよります)

大体の目安ですが、耳後ろあたりの髪の長さが、お客様から見た時の「髪の長さ」を決める場所です。

最初にドライカットで「すその長さ」を設定すると、長さを切りすぎる失敗が減らせるので、このやり方を採用しています。

2.毛量を「標準化」する

ベースカットが終わったあと、すきバサミはほとんど使用せずに、全体の毛量調節を行います。

「毛量の標準化」というのは、簡単に説明すると髪が多い人は毛量を減らし、少ない人は毛量を残すようにすること。

たとえば、髪が多い人でボブスタイルをカットする場合、毛量調節を入れても、入れなくても「見た目」に大きな差はありません。

しかし、スタイル的になくても良い毛量が残っていると、お客様自身が髪を扱ったときに「乾かす時間がかかる」といったデメリットが生じます。

なので、髪型の持ちやまとまりへ悪い影響の出ないラインを見極めながら、「多くも少なくもない毛量」に調整を加えるんです。

髪が少ない人でも、ふんわりとした立ち上がりを出すために、細やかな削ぎを入れることはありますよ。

3.丸い切り口にカットする

一般的に、ハサミを使ってベースカットをする際は、ブラントカット(直線的に切る)もしくはチョップカット(ギザギザに切る)を用います。

リプラスのドライカットでは、どちらでもない「丸い切り口」にカットすることによって、柔らかい質感を作ることが多いです。

もちろん、目的の髪型別で、ブラントカットとチョップカットも使い分けしますが、「丸く切る」は、リプラスの特徴的なカット方法かと思います。

ドライカットで感じる、4つのデメリット

ドライカットの利点をたくさん書きましたが、実際にはドライカットが不得意なこと(デメリット)もあります。

自分はドライカット歴18年ほどになると思いますが、その中で感じるデメリットを4つ挙げてみます。

  1. ハサミの切れ味が悪いと、髪を傷める
  2. まっすぐ切るのが、ウェットカットよりも難しい
  3. 切り残しが出やすい
  4. 手を怪我しやすい

1.ハサミの切れ味が悪いと、髪を傷める

乾いた髪は、濡らした髪よりも硬いので、ドライカット用のハサミにはとりわけ切れ味の良さが求められます。

また、切れ味が落ちたハサミでスライドカットなどを行うと、毛先の断面が荒くなり、枝毛を作りやすいです。

リプラスでは、ドライカット専用に調節したハサミを3種類使い分けし、切れ味も常に良好な状態を保つようにしています。

2.まっすぐ切るのが、ウェットカットよりも難しい

濡らした髪に比べて、乾いた髪はハサミから逃げやすいです。

自分で前髪を切ったことのある方は、乾いた髪の切りづらさが分かるのではないでしょうか。

この問題を解消するためには、ハサミの切れ味がかなり良いことと、ハサミの開閉方法の正しさが求められます。

ドライカットでは、意識的に「引き切り」をすることで、まっすぐのカットラインを作ります。

ただし、濡れた髪をまっすぐ切るのに比べてやや難しいので、慣れが必要です。

3.切り残しが出やすい

ドライカットで、長さをたくさん切るときに気をつけなければいけないのが、切り残しです。

濡れた髪と比べて、乾いた髪は毛束の拾い残しをしやすいので、切り残した髪がないか、よくチェックしなければなりません。

リプラスでは、「プレドライカット」「アフタードライカット」とカットを2周することで、切り残しが出ないように対策しています。

4.手を怪我しやすい

乾いた髪は、手から滑り落ちやすいうえ、特にストロークカット(髪をパラパラと落としながら切る技法)は手を切りやすいと言われます。

たまにですが、やはりハサミで自分の手をつまんでしまうことは、ありますね…。

まとめ

慣れてしまった自分にとっては、全部をドライカットにしてしまうのが「切りやすい」やり方です。

一般的には、髪型の土台を切る「ベースカット」はウェットカット、仕上げの微調整で「ドライカット」をするサロンが多いと思います。

実際のサロンワークでは、「ドライカットしか使わない」と頭から決め込むことはしません。

ヘアスタイルに合わせて、ウェットカットを選ぶときもあります。

ドライカットは、「ゴールの髪型」を作る一つの手段に過ぎないと思うので、

ゴールの髪型に行ける方法であれば、どれを使ってもOK、という「なんでもあり志向」です。

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