カウンセリングの流れ│板橋区の美容室Re+(リプラス)

この記事を書いた人
角谷

ヘア&フェイシャルサロン「Re+」代表

美容師歴22年。東京都板橋区で髪質&肌質改善を専門とするヘア&フェイシャルサロン「Re+(リプラス)」を運営しています。

ここでは、リプラスにご来店されたあと、実際どんな感じでカウンセリングが進んでいくのか?についてご紹介します。

「美容師に、自分の要望をうまく伝えるのが苦手」という人でも心配ありません。

カウンセリングとは、美容師側が一方的にするものではなく、「似合ってキレイで、魅力的」という共通のゴールを創作するための、共同作業

特に、初回のカウンセリングでは、要望を投げてもらって、こちらが汲み取ってという「すり合わせ」を多めにすることで、「思ってたのと違う」を阻止します。

具体的なカウンセリングの流れは、以下のように進んでいきます。

目次

アイスブレイク

「アイスブレイク」は聞き慣れない言葉かもしれません。簡単にいうと、お互いに感じる初対面の緊張をほぐすことです。

具体的には、お客様が思っていることを、言葉にしやすい「空気」に変えるための、何気ないやり取りをします。

よくある「カウンセリングシート」的なものは使いません。一人ひとりのお客さんのことを、しっかりと覚えるようにしています。

STEP
いま困っていること・悩んでいることについて

初回は、どのメニューでも時間枠を長め(+30分)に確保。不測の事態があったとしても、ゆとりを持って対応しやすくしています。

続いて、悩みを具体的にヒアリング。普段どんなふうにしていて、どういう時にどんな不満を感じるのか。

これまで「無理」と断られたことでも、ダメ元で話してみてください。リプラスで「できない」と断る内容は、かなり少ないほうだと思います。

数ヶ月先の見通しも伝えながら、前向きな提案をするように心がけています。

どんなやり方にもメリットデメリットはあるものですが、リプラスは「デメリット消し」の手段を豊富に持ち合わせています。

STEP
なりたい髪型や、髪色の画像を見せてもらう

仕上がりイメージの共有が、認識のズレをなくす一番の近道です。

ネット上の拾い画で構わないので、あらかじめ画像を準備してもらうと、カウンセリングがスムーズに進みます。

「なりたい髪型」というゴールへの道順(手段)はさまざま。

仕上がりイメージさえ見せてもらえれば、この髪になにが必要で、どういうことをすれば満足できる仕上がりになるのかを、具体的に説明できます。

「なりたい髪型」と「似合う髪型」が違う場合は?

なりたい髪型のイメージが分かれば、お客様の「好みのテイスト」も把握できます。

髪の長さも大事ですが、好みのテイストから大きく逸れないヘアスタイルであれば、長さが変わっても気に入ってもらえる場合が多いです。

たとえば、今の雰囲気から大きく変えたくない人は、顔周りを大きく変えない髪型にすると、安心感を持ってもらえますね。

具体的なイメージがない場合は?

はっきり「これ!」というのがなくても、なんとなく目に留まった画像があれば、そこからカウンセリングで具体的な仕上がりイメージに近づけていきます。

  • 「なんとなくこんな感じが好きかも」の画像
  • 「前から見た感じはこれ、横からだとこれ、後ろはこんな感じ」といった断片的な画像

このくらい、あいまいなイメージでも構いません。髪型としてバランス良く、辻褄が合うように仕上げるのは美容師側の役割だからです。

リプラスのカウンセリングで心がけている、3つの提案方法

リプラスで「こうした方が」とおすすめ(サジェスト)をする場合は、3つのポイントを大切にしています。

  • 雰囲気サジェスト
  • 守備範囲サジェスト
  • 気分サジェスト

1.お客様のかもす「雰囲気」を見て提案する

服装や話し方などで感じ取れる雰囲気から、好みの髪型や、悩んでいることを推し量ります。

「たぶん、こういう風にすると気に入るかな」「気になっているのは、これかな」と、大まかなポイントを把握するように心がけています。

もちろん、お客さんの「実情」と、こちらの「推察」が必ずしも一致するとは限りません。その場合はカウンセリングを通して、軌道修正していきます。

「似合う」を作るのは共同クリエイトなので、一方的な押し付けや、決めつけはしません。

2.「守備範囲」以内でのご提案

人にはそれぞれ、髪の長さにしても髪の明るさにしても「このくらいまでは大丈夫」という安心感の基礎になる「守備範囲」があるもの。

この守備範囲から逸れたスタイルにすると、似合っていたとしても落ち着かない気分になります。

「私って、意外とこういうのも似合うんだ」「何が変わったか具体的にわからないけれど、これもいいね!」と思ってもらえるような、ニュアンスの違いを表現できるようにしています。

3.今の「気分」から深掘り

個人的な考えでは、髪型はその時の「気分」で決めて良いと思っています。

髪や肌の調子の良し悪しで、気分は上がりも下がりもしますし、気分の良い時間がたくさんあれば、それが積み重なって「幸せな人生」までもが作られるものではないでしょうか。

なので、理論ベースで難しく考えるよりも「今どうしたい気分なのか?」という、シンプルな基準で髪型を決めても良いと思っています。

二択で迷って、決められない場合は?

たとえばヘアカラーの色で迷う場合は、先に大まかなドライカットをするので、カットをする時間も「考える時間」に充てます。

カットが終わるまでの間に、相談して決めれば大丈夫です。判断しやすくなる「投げかけ」もタイミング良く行うので、あせる必要はありません。

あらかじめ決めておく必要がある「例外」

唯一先に決めなければいけないのは、縮毛矯正をする場合の前髪カット

たとえば縮毛矯正をかけてから、前髪の長さをたくさん切ると、やや不自然な仕上がりになりやすいからです。

目安として、仕上がりの長さ+2cmくらいまでの誤差にカットする必要があります。

自然な仕上がりにするためにも、縮毛矯正をかけて「前髪を作る・作らない」の判断だけは、矯正をかける前に決めなければなりません。

まとめ

カウンセリングのやり方は、お店によってかなりの違いがあるもの。常連の方のカウンセリングは、30秒で済んでしまうこともよくあります。

初回の方は、何かしらの「不満」や「悩み」があって当店を選んでもらっていると思うので、お客さんがオープンマインドになり、心の内を話しやすい空気づくりを心がけています。

リプラス代表の角谷は、JADP認定「上級心理カウンセラー」の資格を持っているので、「今のことを話したくないと思う人でも、過去のことは話す」という、心理学の原則も心得ています。

そもそも角谷は「なんでもあり」の人なので、明確な「自分の好み」というものがありません。

なので、お客さんから「求められていること」を理解する、

もしくはお客さんが、うまく言葉にはできないけれども「潜在的に求めていること」を察して、提供するスタンスでいます。

それに、角谷自身が美容室に緊張するタイプだったので、いざカウンセリングとなると、うまく話せない人の気持ちも分かる方だと思います。

自意識で「話し下手」だと思う人でも、気がついたら普通に喋っていると思うので、ご安心いただければ。

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