ヘッドスパは肩こりに効果ある?美容師が筋膜リリースの観点から解説

首と肩の凝りを赤くハイライトした女性の後ろ姿。ヘッドスパが肩こりに効く理由を美容師が解説するRe+(リプラス)のブログ記事アイキャッチ画像。
この記事を書いた人
角谷

ヘア&スパサロン Re+(リプラス)代表

美容師歴25年。東京都板橋区・東武練馬で、ヘッドスパ・カット・カラーを専門とする完全貸切サロンを運営しています。髪と頭皮と体のケアを、化学と身体構造への関心から深めてきました。

こんにちは。Re+(リプラス)代表の角谷です。

「ヘッドスパは肩こりに本当に効果があるの?」という疑問をお持ちの方に向けて、美容師として施術を重ねてきた経験から、できるだけ正直にお答えします。

結論から言うと、ヘッドスパで肩こりに効果を感じない人は、いないと思っています。

少し驚く答えかもしれません。ただ、「以前ヘッドスパを受けたけれど、肩こりへの効果はよくわからなかった」という方もいらっしゃると思います。その理由も含めて、この記事で丁寧に説明します。

目次

なぜ「効果を感じない人はいない」と言えるのか

まず前提として、肩こりがある人とない人がいます。もともと凝らない体質の方は、そもそも肩こりへの効果を求める必要がないので、この話の対象外です。

凝りのある方に限って言えば、その凝りには必ず原因があります。

現代の日常生活を考えると、スマホやPCの画面を長時間同じ姿勢で見続けることが、頭部周辺の筋肉を慢性的に緊張させています。目元周辺の表情筋から前頭筋・側頭筋・後頭筋が硬くなり、その緊張が首・肩へと広がっていく——これが「ディスプレイ疲れによる肩こり」のメカニズムです。

つまり、頭部の凝りと肩こりはつながっています。 頭部をまんべんなくほぐせば、肩こりに効果が出るのは必然です。

では、なぜ「効果がよくわからなかった」という方がいるのか。それはほぐしが足りていないからです。

「他のスパで効果がなかった」のはなぜか

ヘッドスパを受けたことがあるのに、肩こりへの効果をあまり感じなかったという経験をお持ちの方は少なくないと思います。その理由は、ほぐすための技法と時間が足りていないケースがほとんどです。

実は私自身も、研究を兼ねてさまざまなヘッドスパ専門店に通った経験があります。その中で、「ほぐれなかった」という体験を何度かしました。

他店を批判したいわけではありません。商業的なサロン運営においては、施術をマニュアル化してスタッフ間の品質を均一にすること、回転数を維持すること、これらは経営上の合理的な判断です。その結果として、「ほぐしに使える時間と技法」が限られてしまうことがある。それは理解できます。

ただ、「なぜほぐれないのか」を自分が受け手として体感したことは、Re+のヘッドスパを組み立てる上で大きな研究材料になりました。「もっとほぐれるヘッドスパにするためには何を変えればいいか」——その問いの答えが、今のRe+の施術内容に反映されています。

頭部の凝りは、1回のアプローチで完全にほぐれるほど甘くありません。

たとえば、帽状腱膜(頭頂部を覆う筋膜)が凝りで縮まっている場合、1周目のほぐしで「どのくらいの硬さか・どのタイプの頭皮か」を確認し、そこから何周か段階的にリリースしていく必要があります。撫でるだけ・触れるだけでは、表面的な気持ちよさにとどまり、凝りの根本には届きません。

また、「凝っているという感覚自体が麻痺している」という状態になっている方も多いです。こまめにほぐせていないまま時間が経つと、凝りが常態化して、自覚できなくなっていきます。だからといって凝りが取れているわけではありません。ほぐしてみて初めて「こんなに凝っていたのか」と気づく方も多いです。

筋膜リリースとは何か、ヘッドスパでどう使うのか

「筋膜リリース」という言葉は、整体やストレッチでも使われますが、ヘッドスパの文脈では少し異なります。

筋膜とは、筋肉を包んでいる薄い膜のことです。この筋膜が凝りや姿勢の偏りによって縮んだり癒着したりすると、つながっている周辺の筋肉まで引っ張られて緊張が広がります。「リリース」とは、その縮んだ筋膜を緩める作業です。

Re+のヘッドスパでは、筋膜リリースを次のように行っています。

頭部に対しては、指先または手のひら全体を使って、収縮が強い部位に5秒以上の圧迫を加えます。道具は使わず、すべて手技です。ボールを掴むような動きで頭部全体をしっかりと掴み、前頭部・側頭部・後頭部それぞれで帽状腱膜を緩めやすい方向へ動かします。

側頭筋と帽状腱膜を同時にほぐすアプローチを使うことが多く、限られた時間の中で効率的に施術するためにこの方法を選んでいます。

首から下については、リメディアル技術(ストレッチで筋膜を伸展させた状態を保ちながら押し合いでリリースする技法)を改良した方法を使っています。受け身の状態で同様の効果が出るよう工夫しているため、お客様側の負担感なく、しっかりとリリースが入ります。

施術は段階的に行います。1回目のシャンプー時に頭皮の硬さとタイプを確認し、そこから複数回に分けて段階的にほぐしていきます。1周目でどの程度の硬さかを把握し、必要な内容と回数を調整します。

頭部と肩こりをつなぐ、3つの経路

頭部の凝りが肩こりにつながる経路は、大きく3つあります。

① 筋膜のつながり

帽状腱膜が縮まると、つながっている後頭筋・頸部の筋膜・僧帽筋まで緊張が連鎖します。頭部から肩まで、筋膜は一枚のシートのようにつながっているため、頭頂部の凝りが肩の重さとして現れることがあります。

② リンパの滞り

耳下腺周辺のリンパの流れが滞ると、老廃物が蓄積して頭部がむくみます。これが頭の重さや肩こり感として現れることがあります。年齢とともにリンパが流れにくくなるため、外部からアプローチしてあげることが重要です。

③ 血流の低下

頭部の筋肉が緊張すると、血管が圧迫されて血流が落ちます。血流の低下は筋肉への酸素・栄養供給を妨げ、凝りをさらに悪化させます。ほぐすことで血流が回復し、凝りが取れやすくなります。

「肩だけほぐしても戻ってしまう」理由

整体やマッサージで肩を揉んでもらっているのに、すぐに戻ってしまうという経験をお持ちの方は多いと思います。

その理由のひとつが、頭部の凝りが手つかずのままになっているからです。

現代のディスプレイ疲れの偏り方を考えると、頭部への集中的なケアが特に足りていないことが多い。整体では頭部にそれほど時間をかけませんし、自分でほぐそうとすると両腕を上げ続けなければならず、すぐに腕が疲れてしまいます。

頭部と肩をセットでほぐす——これが、一時的ではなく持続する改善につながる理由です。

施術後に起きた変化:お客様からいただいた言葉

Re+でヘッドスパを受けていただいたお客様から、肩こり・首の動きに関してこんな言葉をいただいてきました。

毎月90分のコースで通ってくださっているお客様は、4回目の施術の際にこうおっしゃいました。「3回目の後から、1か月間ずっと首肩がきつい状態にならなかった。昨日、気圧の影響で頭が重だるく感じたのが、久しぶりの感覚だった」と。定期的に通い続けることで、凝りが状態化しにくい体になっていく——その変化を、まさに実感してもらえた言葉でした。

「いつも右側が向きにくい」とおっしゃっていたお客様は、60分の施術後に左右の動きが揃いました。肩の凝り方が相当なものだったので、できれば90分・定期的な施術が理想でしたが、それでも1回で変化を感じていただけました。

普段から仕事で無理な姿勢を取ることが多く、休みもなかなか取れないという男性のお客様は、Re+のヘッドスパが「効果的なメンテナンスになっている」とおっしゃっています。忙しくて体のケアが後回しになりがちな方こそ、定期的なほぐしが積み重なっていくと実感しています。

ヘッドスパで肩こりに効果を出すために大切なこと

効果を最大化するために、知っておいていただきたいことが3点あります。

① 時間をかけること

短時間のヘッドスパでは、段階的なリリースが難しくなります。肩こりへの効果を実感したい方には、60分以上のコースをおすすめします。

② 継続すること

1回で劇的に変わることもありますが、長年蓄積した凝りは複数回のアプローチで少しずつほぐれていきます。定期的に通うことで、凝りが状態化しにくい体に近づいていきます。

③ 頭部だけでなく首・肩・背中まで含むコースを選ぶこと

頭部のほぐしだけでなく、つながっている首・肩・背中までまとめてケアできる施術を選ぶと、効果の持続時間が変わります。

東武練馬・板橋区でヘッドスパをお探しの方へ

この記事で説明してきた、段階的な筋膜リリース・頭部から首肩背中まで一続きのケア・プロによるブロー仕上げ——これらをすべて含んだヘッドスパを提供しているのが、東武練馬駅から徒歩5分の完全貸切サロン、Re+(リプラス)です。

詳しい施術内容・料金はヘッドスパ専用ページをご覧ください。東武練馬・板橋区エリアでの受け方についてはこちらの記事もご参考にどうぞ。

気になる方は、まずLINEでお気軽にお問い合わせください。

ご予約は公式LINEまたはお電話で

ヘア&スパサロン Re+(リプラス)

東武東上線「東武練馬駅」東改札口より徒歩5分

営業時間:10:00〜20:00 

定休日:火曜・水曜

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